世界のどこかにあなたを必要とする職場がある

就活生のみなさん、こんにちは。

もう五月ですね。この時期ですと4年生はES提出、会社説明会Webテスト等に追われていることでしょう。自己紹介、志望動機の前提となる自己分析も行いましたね。もちろん業界、企業、職種の研究もし、先輩の経験談もしっかり聞いて。また大学のキャリアセンター主催プログラムにも一通り参加して、それなりの準備をして来たはずです。みなさんはできる準備は十分に行い就活に必要なことを学びました。「就活は最後まで決してあきらめないこと。失敗してもそこから学び成長できるから」という人生訓すらも。あとは実践あるのみです。

 ところで・・・

数年前、やはり自分なりに準備をして就活に臨んだある学生がおりました。当然、この時期に果敢にいろいろな会社に挑戦いたしました。ESを送ったのは50社。けれども一次面接に落ち、二次面接で落ち、三次面接で落ち、最終面接に落ちること数社。気が付けば、10月。仲間の多くはすでに内定をいくつか手にしていました。他人とは比較しない。そんなことはわかっているのですが、実際はそんなことはありません。焦燥感がじわじわと彼を追い詰めます。夜も眠れぬ苦悩の日々。顔は青ざめ、救いがたき低い自己肯定感。すでに就活を継続する体力も気力も失せつつありました。親や友人の励ましも耳に入らず「何度も失敗したが、もう力尽きた。学ぶこともないし、もう成長もしない」と絶望していました。しかし運命の時が。11月のある日、彼は何気なく目にした新聞の求人欄に「大学職員募集」という文字を見つけたのでした。そして思い出したのです。いつか苦しい時に励ましてくれた大学の職員さんの言葉を。「大丈夫。きっと君に相応しい仕事と出会うから」彼の中に一筋の光が灯りました。自分を励ましてくれたあの大学職員のような人になりたいと。そしてその求人に応募。奇跡が起きました。四次面接まで勝ち抜いて内定を得たのです。彼は今、就活に悩む学生に寄り添っています。

 

この世界には、みなさんにふさわしい、みなさんを必要とする職場がある

f:id:careersg:20170516225845j:plain 都会の片隅に咲く野の花。彼らはどうやらその場所が気に入っているらしいのです。

 

                        キャスト 松本