東方からやってきた博士たちのプレゼント

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今日からアドベント待降節降臨節)ですね。欧米では、あちらこちらでクリスマスマーケットがあり、スイス大使館ではクリスマス料理のイベントも開かれるようです。楽しい気分ですね。

ところでクリスマスは1月6日のエピファニー(顕現日、公現日)まで続くのですが、ご存じの方は多くはないようです。日本ですと25日のクリスマスが終われば、あっという間にお正月を迎える師走の光景に早替わり。面白いですね。ですが、クリスマスは1月6日まであるのです。ちなみにエピファニーとは、キリストは人類全ての救い主であることが公になった、ということです。

さて、聖書物語ではキリストがベツレヘム、今のイスラエル死海の東にある村ですが、その馬小屋に生まれました。

神のご計画、聖霊により。ところがユダヤ王ヘロデは、自分の地位を脅かすかも知れぬキリスト(救い主、メシア。英語ではメサイア)の殺害計画を立てるのです。星に詳しい東方 の博士たちにキリスト誕生の場所を探すように依頼したのです。彼らには殺害計画を知らせずに。博士らは星⭐️の導きに従い、キリストを見つけ、そして黄金、乳香、没薬を捧げます。乳香とは神の香として希少価値のある乳白色の樹液の塊。キリストが真の王であることを示します。没薬とはミルラとも呼ばれるやはり希少価値のお香。ミイラ作りにも防腐剤として用いられるもの。キリストがやがて十字架にかけられ、葬られ、復活されることを暗示するものです。 博士たちのプレゼントには、こんな深い意味があったんですね。みなさんは、クリスマスのプレゼントには、どんな思いを込めるのでしょうか。 ではまた。 松本利勝