宮沢賢治先生のキャリア

f:id:careersg:20180303113405j:plain教室の宮沢賢治先生

 

 教員もいろいろなキャリアがあります。

 高校時代に国語の教科書で習った宮沢賢治先生のキャリアもユニークでした。わたしも福島の片田舎で生まれ育ちましたから、少しだけ賢治先生のイーハトーブの感覚はわかるような気がします。「銀河鉄道の夜」には宗教的な知見に溢れた作風もあり、理系文系の枠を超えた壮大な世界観が見て取れます。彼は「先生」という職種の中で彼独自のキャリアアップにチャレンジていたのです。

 賢治は、また音楽にも精通していました。岩手盛岡に在りながら洋楽も楽しんでいました。ー例えば、Gavotot/Jean Becker,Haciendaーthe society tango,etc。仙台在住の佐藤泰平先生(元立教女学院短期大学教授。礼拝音楽に関する委員会でご一緒させていただきました)がその著「宮沢賢治の音楽」で詳しく紹介されています。-

 自由な賢治の精神世界、なんと素敵な魅力でしょう。先生と言う仕事も楽しいものです。あと、1か月、学年末試験をして成績をつければ一区切り。また新しいキャリアにチャレンジです。賢治「先生」のように。しばらくしたら、賢治の聴いた音楽を蓄音機で聴けるようなミニ企画でもしたいものです。三月、盛岡でされるようですが。

松本 利勝

国家資格キャリアコンサルタント

産業カウンセラー

元 校長