やれないと思えばやれない。しかし・・・

f:id:careersg:20181024094505j:plain視覚障がい者の小林幸一郎さん

教員時代に子供たちに「福祉教育」をしたいと思っていました。今は亡き叔母が下半身不随で、初等教育も受けられなかったことを子供心に不条理だと思っていたからです。優しい叔母は昭和のはじめという人権意識の希薄な時代、かつ福島の片田舎で福祉行政や親族の無知から一度も学校に行けなかったのです。

現代の日本でも政府機関の障がい者雇用率の水増し不正に象徴されるようにまだまだ障がい者への意識は希薄です。しかし、多くの障がい者(わたしたちも足腰を痛めたり、老眼になったり、また事故や病気が原因で体が不自由になることもありますから障がいは自分自身の問題ですね)が、自分への思い込みから解放されて自由に人生の新しい可能性、キャリアの開拓を活き活きとしています。

視覚障がい者小林幸一郎さんは、ある時、障がいを持っていてもできることは山ほどあると気づきました。そしてアフリカのキリマンジャロ登山を成し遂げたのです。彼は今、そのメッセージを多くの障がい者に伝えています。写真は、ボルダリングをしている小林さん。

自分は、これはできない。50代だから、60代だからできない。新しい仕事にチャレンジできないなどと思い込みますと、確かに何もできないのです。しかし、失敗するかもしれないけれども、とにかくやってみる。人生は一度きり。失敗しても楽しい経験になるかもしれません。わたし自身の教育観でもあります。

さて、自分を思い込みから解放するために、どうすればよいのでしょうか。わたしの場合は子供の時にしたかったことから始めました。

今月末、忍者修行で奥多摩に参ります。60代から忍者になっても遅くはないでしょう。

 

松本 利勝

国家資格キャリアコンサルタント

産業カウンセラー

忍び