大学のカウンセラーの目

大学の相談室を担当して数年になります。人には言えない悩み、モヤモヤを受け止めること、また時に就職支援、学習支援もいたします。また教員、職員の個人的な思いも。

わたしたちカウンセラーはそっと寄り添います。発達障害の人、LGBTQ+の人、またそのような人を家族に持つ人、いろいろな人生と出会います。

わたしたちは、カウンセラーであり、時にキャリアコンサルタントでもあります。そのふたつの資格、何より私たちの人生そのものから得た人への信頼。人間そのものの尊厳を胸に向き合います。安易な助言はしませんが、必要なら情報提供、スキルの指導もいたします。ただその人の未来に希望がもたらされるなら。それが私たちカウンセラーの願いです。

大学のカウンセラーは心理カウンセラーだけではなく、その悩みが就職に絡むことが少なくないので、キャリアコンサルタントの知恵、経験も不可欠です。そして、カウンセラー自らの人生に対する深い受容も。日々、感謝のうちに。