カレーは復活の味

f:id:careersg:20170901140640j:plain 街の空を見上げると月。何故かカレー日和

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小学生低学年の頃、昭和30年代。母がカレーを作り始めました。小麦粉とカレー粉に玉ねぎと鶏肉を入れただけのまずいカレーでした。それが瞬く間に市販のカレーのルーが売り出され、今やカレーは国民食に。かくいうわたしもスパイスを駆使したインドカレーを作るまでに凝りだしています。思えば、苦しい時、わたしはいつもカレーを食べておりました。激辛ではありませんが、なぜかカレーを食べるとほんの少し、元気がでるような気がするのです。

この夏、今週です。わたしは空いている時間を生かせないかと、学習障害の生徒たちの個別指導員の求人に応募してみました。月曜に面接と模擬試験がありました。一週間以内に返信メールが届くとのことでした。しかし、未だ返信はありません。世の中は甘くはありません。まぁ、こんなこともある、あきらめないで次の可能性を探そう。と思いつつも、少し元気がなくなっている自分がおります。めげてはいけない。気を取り直して次の方策を考えなければと思いつつも、です。弱いですね。

ところで、みなさんは、元気がなくなったとき、どのようにして元気を回復しているのでしょうか。そもそも人が元気がなくなるとき、どのようにして元気を回復するか。心理学や精神医学でいうところのレジリエンス(resilience回復力)の話にもなりますね。

わたしは、今回のように元気がなくなるときは、部屋にこもり、「やっぱり歳かな、62歳で元校長なんて使いづらいよなぁ、どこかにプライドが出るのかな、見るからにぱっとしないのかな」などと落ち込み、無気力状態になるのが常であります。こんな時は、理屈ではないので、もうどうしようもありません。ただ、単純なので、ご飯を受け付けない程の落ち込みにはめったにならないので、その時は何とか外に出て、例えばインドカレー屋さんを探して、食するのです。汗が噴き出して、顔がぐしゃぐしゃになり、身体をすっきりさせてみると、元気が出ることもあるのです。

食べることはいわば、外からの命の摂取。命を吹き入れると、身体が変容し、何かが変わる。変わることに乗じて、一歩前に進めるような気がするのです。

レジリエンスの方法は自分で見つけるしかありませんが、誰かに助けてもらうことに億劫にならないようにするのもいい方法のようです。

美味しいカレー屋さん、お薦めのところありますか?

 

元校長 松本 利勝