大丈夫。何とかなる。

カウンセラーの心得として最も大切なことは、何でしょう。もちろん人それぞれですね。わたしは、人生にいかに向き合うか、その一点ではないかと思っています。人の悩みはそれこそいろいろですが、人様の人生の中にお邪魔させていただく際に、その自分の生き方、覚悟というものが問われるような気がしているからです。

覚悟。いかなる覚悟であるか。難解な哲学的、宗教的なものである必要は全くありません。そもそも難解にしか説明できないようなものは、真実ではないのだと思います。

一休さんが庶民に今でも愛されているのは、その誰にでもわかる言葉で、みんながにこっとしてしまう日常生活の姿、心持にあったからでありましょう。

専門家ではありませんので真偽のほどはわかりませんが、遺書は「大丈夫。何とかなる」だったとか。そのような逸話が語り継がれるぐらい、愛されていたということでしょう。その言葉に一休さんの人生、つまりわたしたち一般庶民を愛し、慈しみ、最後までこの宇宙を突き抜けるような明るさ、すがすがしさを感じます。

カウンセラーはそのような心持で生きていることが理想ではないかと思いますが、皆様いかがでしょうか。

大丈夫。何とかなる